パラッツォ・サン・カルロ:ナポリ近郊の芸術と名声の融合
カンパニア州の歴史的な宮殿、記憶とスタイルの守り手
芸術と美の空間、高級住宅や高級建築物として最適
時代を超えた魅力を持つローマ起源の街、サンタ・マリア・カプア・ヴェーテレ。ナポリからわずか20分、カゼルタ宮殿からもほど近い場所に、歴史ある高級邸宅であり、真の芸術の場でもあるパラッツォ・サン・カルロが現在販売中です。独特の個性と強いアイデンティティを持つこの高貴な邸宅は、18世紀建築を精巧に修復した希少な例です。ナポリの名高いサン・カルロ劇場への生きたトリビュートを創り出そうとした当時のパトロンの構想から生まれました。その結果、すべての部屋が音楽、記憶、そして美の物語を語る、他に類を見ない魅惑的な空間が誕生しました。
古代ローマ時代の歴史的なパスクアーレ・フラッタ通りを見下ろすこの建物は、今もなお当時の姿を残す緑豊かな中庭を囲むように建てられています。この中庭こそが、この建物の真髄です。ここから、壮大なアーチと、メインフロアへと続く壮麗な階段で、各部屋が繋がっています。
細部へのこだわりは、3フロアに渡って調和のとれた空間に隅々まで行き届いています。建物全体は、地上階と上層階に4つのアパートメントと、建物の象徴的かつ建築的な中心地となる壮麗なノーブル・アパートメントで構成されています。建物には合計15のベッドルームと8つのバスルームがあり、 1,000平方メートルを超える広々とした多目的な室内空間は、個人の住居としても、高級な宿泊施設としても最適です。
内部は、漆喰、金箔の額縁、鏡、象嵌細工の木材、アンティークの磁器が調和のとれた構成で連なるホールが連なっています。それぞれの要素は文献学的な厳密さをもって選定または修復され、建物の叙情的で演劇的な魂を今なお健在に保っています。最も魅力的な部屋の一つは、この建物の洗練された精神を体現する19世紀のホールです。深みのあるインペリアルグリーンの壁は、落ち着いた雰囲気でありながら時代を超越した優雅さで空間を包み込んでいます。磨き上げられた木製パネルとアンティークの鏡は、部屋の中央に宝石のように吊り下げられた、ブロンズと吹きガラスの荘厳なシャンデリアからの光を一層引き立てます。
サロンの中心は、親密で洗練された談話コーナーです。アイボリーのシルクとダマスク織の椅子が、まるで小さなプライベートシアターのように配置され、今もオペラのアリアが響き渡っているかのようです。その周囲には、演劇と音楽に捧げられた歴史的な彫刻のコレクションが、この邸宅の文化的な魂を際立たせています。また、時代物の展示キャビネットには、文献学的な趣向で選ばれたオリジナルの磁器や収集品が収められています。エンパイア様式のマントルピースクロックが、周囲の環境と完璧に調和して時を刻んでいます。
上階にはパノラマテラスがあり、くつろぎのひとときに最適です。一方、1階には独立した部屋があり、ゲストスイート、アーティストのスタジオ、プライベートなレセプションルームなど、様々な用途にご利用いただけます。各スペースは機能的に独立しており、将来のオーナーは、住宅や、ルレ・ド・シャルム(ルレ・ド・シャルム)や高級ブティックホテルといったホスピタリティ施設のプロジェクトに合わせて建物を設計することも可能です。
屋外には300 平方メートルの庭園と中庭があり、緑豊かで静かなひとときを過ごせます。また、同じ広さの壮大なテラスからは、息を呑むような景色を一望でき、特別なイベント、ガラディナー、星空の下での文化的な集まりなどに最適な空間です。
サン カルロ劇場の景観の魅力は建物の細部にまで反映されており、この邸宅はまさに住むための芸術作品となっています。有名なナポリ劇場からインスピレーションを得て、住宅博物館として設計されたサン カルロ宮殿は、権威ある文化イベントや音楽イベントの会場として何度も選ばれており、そのいくつかは国営テレビでも放送されています。
その証として、著名な人物に捧げられた部屋が設けられており、邸宅の深い芸術的志向が表現されています。パラッツォ・サン・カルロは、エトワール・カルラ・フラッチにちなんで名付けられた最初の舞踏室を擁することを誇りに思っています。この著名なバレリーナは2017年6月、自著『 Passo dopo passo (一歩ずつ)』を発表するためにこの舞踏室を訪れました。その際、オーナーは公式にこの部屋を彼女に捧げる式典を開催し、未公開の油絵が設置されました。この油絵は今もホールに展示されています。
また注目すべきは、フランスのアンティーク家具が備えられ、歴史上の人物ジョアシャン・ミュラに捧げられた「サラ・インペロ」です。
- テラス
- 別館
- バルコニー